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【2025東北エリア】高圧電気料金比較におすすめの新電力12選

本記事は、以下のようなお悩みをお持ちの方に役立つ内容です。

  • 東北(青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島、新潟)でおすすめの新電力はどこ?
  • 東北電力と比較してどれくらい電気代が安くなる?
  • 新電力を比較するときにチェックすべきポイントは?
  • 新電力に切り替える際の注意すべきことは?

新電力への切り替えを検討している方は、ぜひ電力会社選びの参考にしてください。

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高圧電力の見分け方

法人の電力は、低圧・高圧・特別高圧電力の3種類に分けられます。
そのうち高圧電力は、契約電力50kW以上2,000kW未満の電力規模を指します。

高圧か低圧の施設か分からない場合は、電気料金請求書の「契約種別」欄を確認してみてください。

「高圧」の記載があれば高圧電力ですが、メニュー名は電力会社によって異なるため契約種別をみても「高圧」と記載されていないこともあります。その場合は供給電圧が6kV以上かどうかを確認しましょう。

請求書を見ても分からないときは電力アドバイザーズにお問い合わせいただければスタッフがお調べするのでお気軽にご連絡ください。

まずは東北電力の2025年の標準メニューから理解しよう

新電力のおすすめプランを知る前に、まずは東北電力の現在の料金体系をしっかり理解しましょう。実際に弊社のコンサルタントが面談すると、「詳しく知らなかった」という方が意外と多いです。

特に2022年以降は電気料金の高騰に伴い、東北電力も毎年料金の見直しを行っています。
「思っていたより高かった…」と後悔しないように、事前にしっかり確認しておきましょう。

東北電力の標準メニューの内容

東北電力の高圧電力の標準メニューの料金体系は以下のとおりです。

まずは基本料金と電力量料金について説明します。

基本料金 月々の電気の使用量に関係なく、毎月定額で発生する固定料金のこと。
電力量料金 電力量料金単価に使用量(kWh)を乗じて支払う料金のこと。
単価が18円で使用量が3,000kWhの場合、54,000円(18×3,000)となります。

この2点についてはスマホ代の料金体系をイメージしてもらうと分かりやすいと思います。
つづいて、燃料費と市場価格の調整単価についてに説明します。

燃料費調整額 燃料価格の価格変動分を電気代に反映する料金のこと。
電気料金を完全に固定すると、燃料費が高騰したときは電力会社が損失を被り、下落したときは需要家(企業)が損をします。そこで燃料費調整制度が導入されました。
市場価格調整額 日本卸電力取引市場(JEPX)における市場価格の変動額です。

調整単価は、過去3ヵ月間の平均燃料価格によって算出され、2カ月後の電気料金に反映されるルールとなっています(下図参照)。

最後に、再生可能エネルギー発電促進賦課金については以下となります。

再エネ賦課金 再生可能エネルギーによって生み出された電力を、発電所が買取する際にかかる費用をまかなうために設けられた「割り当て負担金」のこと。
再エネ賦課金は原則として、電気を利用するすべての個人・法人から、通常の電気料金に上乗せして集金されるもの。

関連記事:高圧電力の基本料金の仕組みと計算方法|削減方法
関連記事:燃料費調整額とは|計算方法と今後の見通しをわかりやすく解説
関連記事:JEPXとは?仕組みと今後の見通しをわかりやすく解説
関連記事:再エネ賦課金とは?仕組みや安くする方法をわかりやすく解説

※重要※2022年11月以降の東北電力・高圧電力の値上げ詳細

東北電力は、2025年4月以降の基本料金や電力量料金の値上げなどの変更を予定していません。

しかし、過去には2022年11月以降に2回、大幅な値上げを実施しました。今回は、その値上げの経緯について詳しく解説します。

2022年11月の高圧電力の値上げの内容

東北電力は、2021年度から赤字が続いていました。
特に2022年度は収益がさらに悪化し、経常利益は約2,000億円の赤字となりました。

この経営状況を改善するため、東北電力は2022年11月1日から、契約更新のタイミングで一部の料金プランを値上げしました。高圧・特別高圧の具体的な値上げの内容については、下の図をご参照ください。

電圧 基本料金単価(kW/円) 電力量料金単価(kWh/円)
高圧 +352円00銭 +3円97銭
特別高圧 +352円00銭 +3円85銭

※参照:東北電力「2022年11月 高圧および特別高圧の電気料金単価の見直しについて

翌年の2023年4月に再度の値上げを実施しています。

2023年4月のさらなる値上げの内容

東北電力は2023年4月に2度目の値上げを実施しています。2023年4月の変更点は下記の3点です。

  • 電力量料金単価の再値上げ
  • 託送料金の値上げ
  • 燃料費調整額の値上げ

それぞれの詳細を解説します。

1. 電力量料金単価の再値上げ

先ほどご説明したとおり、東北電力は2020年11月の料金改定で、電力量料金単価を引き上げました。
具体的には、高圧契約では1kWhあたり3.97円、特別高圧契約では1kWhあたり3.85円の値上げが行われました。

さらに、2023年4月からは、この電力量料金が再び引き上げられました。
そのため、さらに追加の料金が請求されることになります。

電力量料金単価(kWh/円)
高圧 +12円12銭
特別高圧 +11円72銭

例えば、高圧電力を使用し、年間で100万kWhの電力を消費している企業の場合、電気料金は1,212万円も増加することになります。
これは、燃料費調整額などの変動要素を考慮しない試算ですが、それでも企業にとっては大きな負担となる大幅な値上げとなりました。

2. 託送料金の値上げ

2023年4月からレベニューキャップ制度が導入されたことに伴い、基本料金と電力量料金の託送料金が引き上げられました。
この制度は、電力会社の送配電事業における収益を規制しつつ、安定的な電力供給を確保することを目的としています。その影響で、企業や家庭の電気料金にも影響が及ぶ形となりました。

東北電力の高圧電力では以下の値上げとなりました。

基本料金単価(kW/円) 電力量料金単価(kWh/円)
高圧 +18円7銭 +6銭

3. 燃料費調整額の値上げ

3つ目の値上げは、燃料費調整額の引き上げです。

燃料費調整額とは、発電に必要な燃料費の変動を毎月の電気料金に反映させる仕組みです。
2023年3月までは下図のとおり「燃料費調整単価×電気使用量」という計算方法で算出されていました。

2023年4月以降、燃料費調整額は下図のように変更されます。
具体的には「燃料費調整単価の燃料構成比の更新」「離島ユニバーサルサービス調整額の区分」「市場価格調整額の新設」に分かれます。

まず、「燃料費調整単価の燃料構成比の更新」により、実際の燃料費の変動がより正確に電気料金に反映されるようになります。

次に、「離島ユニバーサルサービス調整額の区分」が新たに設けられました。これは、離島地域の電気料金を維持するための制度ですが、その負担を補うため、本土の電力利用者にも影響が及ぶ可能性があります。

さらに、市場価格調整額が新設されました。これは、日本卸電力取引所の市場価格の変動分を電気料金に反映させる仕組みで、市場価格が高騰すると電気料金も上昇する可能性があります。

これらの変更により、東北電力の電気料金は大幅に引き上げられました。
さらに、料金の計算方法も複雑化し、利用者にとって仕組みが分かりにくくなっています。

新電力と東北電力の比較検討のポイント

新電力会社への切り替えを考える際に最も大切なのは、安心して契約できる会社を選ぶことです。

特に、資金力があり信頼できる企業が運営しているかを確認しましょう。
魅力的な料金プランがあっても、設立間もない会社や知名度の低い企業は慎重に判断するのが無難です。

万が一、契約した電力会社が倒産しても、セーフティーネット制度により電気の供給は止まりません。
しかし、新しい電力会社を選び直す手間が発生するため、最初から慎重に選ぶことが大切です。

電力会社を選ぶ際は、自分が何を重視するかによって最適な選択が変わります。
東北電力から新電力に切り替える際の主な選定基準は、以下の3つです。

  • できるだけ電気代を削減したい
  • 料金の変動リスクを抑えたい
  • 環境に優しい電力プランを選びたい

それぞれの基準に合ったおすすめの料金プランをご紹介します。

できるだけ電気代を削減したい法人向けの料金プラン

東北電力の標準メニューと比較して、削減額を見込むことができる料金プランは以下です。

◎燃料調整型プラン

燃料調整型プランは、東北電力が提供する標準メニューに最も近い料金プランであり、基本的な仕組みが類似しています。
このプランでは、従量料金の単価が24時間固定で設定されているため、時間帯による料金の変動はありません。

ただし、電力の主な供給源である石炭、天然ガス、原油といった火力燃料の価格が変動すると、それに応じて電気料金も上下する仕組みになっています。
東北電力の高圧電力メニューと比較した場合、新電力会社からより低い基本料金単価や電力量料金単価の提案を受けられる可能性があります。

東北電力の標準メニューと同じような仕組みで電力契約を検討したい方には、このプランが適しているでしょう。

◎市場連動型プラン

JEPX(日本卸電力取引所)から電力を調達し、その価格に連動して料金が変動するプランです。

このプランは、どの時間帯でも単価が固定される燃料調整型プランとは異なり、30分ごとの市場価格に応じて電気料金が変動します。そのため、電力の使用状況や供給エリア、需給のバランスによっては、電気代を大幅に削減できる可能性があります。

特に、太陽光発電の導入が進んでいる九州エリアでは、JEPXの市場価格が0.01円/kWhとなる時間が多く発生しています。2023年には、この超低価格の時間が年間1,174時間にも達し、年間総時間数(8,760時間)の約13%を占めました。このような地域では、日中の電力コストを大幅に抑えることが可能です。

ただし、JEPXの市場価格は、天候が悪く太陽光発電が機能しない時間帯や、電力需要が急増する夏や冬のピーク時には高騰する傾向があります。そのため、市場価格が上昇すると、市場連動型プランの電気料金が燃料調整型プランよりも高くなるリスクもあります。

しかし、近年では0.01円/kWhとなる時間帯が増加しているため、特に昼間に稼働が多いオフィスや工場などでは、電気代を削減できる可能性が高いと言えます。

2024年に弊社が新電力への切り替えを支援した企業の中でも、多くの企業様がこの市場連動型プランを選択しており、非常に人気のあるプランとなっています。

料金の変動リスクを抑えたい法人向けの料金プラン

高圧電力の変動リスクを低減したい法人向けの料金プランは以下の2点です。

◎完全固定型プラン

このプランは、電気料金に影響を与える「燃料費調整額」がなく、市場の価格変動の影響を受けません。

電力は、あらかじめ先物市場で調達したものを利用するため、安定した供給が可能です。
「完全固定型」の場合、電気料金は「固定単価 × 使用量」で計算され、燃料価格や市場価格が変動しても料金に影響はありません。

そのため、年間の電気使用量が大きく変わらない場合、電気代の見通しを立てやすくなるというメリットがあります。

◎ハイブリッドプラン

ハイブリッドプランは、市場連動型と完全固定型を組み合わせた電力プランです。
このプランの特徴は、市場連動型で見られる「電力需要の高まりによる価格の急激な上昇リスク」を抑える点にあります。

市場連動型は、電力の需要が増えると価格が上がり、需要が減ると価格が下がる仕組みです。そのため、特に電力需要が高くなる夏や冬は料金が高くなりがちです。

ハイブリッドプランでは、需要が高い夏・冬は完全固定型に切り替えて価格の変動をなくし、需要が少なく価格が安定しやすい春・秋は市場連動型に戻す仕組みです。そのため、最近、企業からの支持を受けて、多くの企業がこのプランを選んでいます。

環境に優しい高圧電力を選びたい法人向けのプラン

環境に配慮した電力プランを選びたい場合は、再生可能エネルギーの比率を設定できるプランや、非化石証書を活用したプランを検討しましょう。

非化石証書とは、再生可能エネルギーなどの「環境価値」を証明するものです。簡単に言うと、「この電気はCO2を排出せずに作られました」という証明書のようなものです。

この証書は電気とは別に売買できるため、企業や個人が環境への配慮を示す手段として活用できます。その仕組みを図で示すと以下となります。

非化石証書付きのプランを選ぶと、電気料金に追加料金がかかるため、通常のプランよりも割高になります。
しかし、世界的にカーボンニュートラルへの取り組みが加速しており、海外では脱炭素化への取り組みを取引条件とする企業も増えています。

国内でも多くの企業が脱炭素化を重視し、環境に優しい電力への切り替えを進めています。

関連記事:非化石証書とは|仕組みや企業が導入するメリット・注意点を解説

東北エリアでおすすめの新電力会社【料金プラン別】

ここからは東北(青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島、新潟)のおすすめの新電力会社を料金プラン別に紹介していきます。
おすすめの新電力の基準は以下の2点です。

  • 資源エネルギー庁が公表している2024年9月時点の電力需要実績上位の新電力
  • 弊社提携先電力会社の中で競争力のある料金プランを提供している電力会社

上記基準に該当する新電力会社の一部を以下にご紹介します。詳細を見ていきましょう。

燃料費調整型プラン

電力会社名 電力販売量(千kWh) 電力需要実績ランキング
丸紅新電力 677,243 2位
ミツウロコグリーンエネルギー 379,305 4位
サミットエナジー 199,490 11位
エナリス・パワー・マーケティング 77,628 23位

※2024年9月の特別高圧・高圧電力の電力需要実績

丸紅新電力株式会社は、2011年に丸紅の電力小売事業の支援を行う丸紅パワーサプライとして設立され、2015年に「丸紅新電力」に社名を変更しました。2016年の電力自由化に伴い、丸紅より電力事業を承継しています。

ミツウロコグリーンエネルギー株式会社は、石油製品・LPガス・固形燃料の販売などを行う企業グループの持株会社である株式会社ミツウロコグループホールディングスの完全子会社です。

サミットエナジー株式会社は2001年に住友商事より100%出資で設立された会社であり、住友商事グループの新電力です。自社グループの発電所および発電設備を持つ一般事業会社から購入した電力の販売を行っています。

株式会社エナリス・パワー・マーケティングは、株式会社エナリスの子会社です。株式会社エナリスの株主は、KDDI株式会社(auエネルギーホールディングス)と電源開発株式会社(J-POWER)となっています。

市場連動型プラン

電力会社名 電力販売量(千kWh) 電力需要実績ランキング
U-Power 222,479 9位
デジタルグリッド 202,017 10位
シン・エナジー 106,390 15位
しろくま電力 86,283 20位
アストマックス 25,745 54位

※2024年9月の特別高圧・高圧電力の電力需要実績

株式会社U-POWERは株式会社U-NEXT HOLDINGSの完全子会社です。株式会社USEN-NEXT HOLDINGSの主力事業である店舗サービス事業で培ったグループシナジーを活かしてサービスを展開しています。

デジタルグリッド株式会社は2017年に電力小売事業に参入している新電力であり、東京大学発のスタートアップ企業です。日本初の民間による自由な電力取引市場「デジタルグリッドプラットフォーム(DGP)」を2020年2月から運営しています。

シン・エナジー株式会社は1993年に洸陽電機エンジニアリングとして創業。省エネや再エネ開発、電力事業といったエネルギー関連事業を展開。2018年4月に現在のシン・エナジーに社名変更しています。

しろくま電力株式会社で、発電・送電・売電の電力3事業を展開するグリーン電力会社です。自社で開発から保守管理までを一気通貫で行える強みを活かし、発電事業領域で成長。元々の社名は株式会社afterFITでしたが、2024年3月に現社名に変更しています。

アストマックス株式会社は「金融事業」及び「総合エネルギー事業」に従事するグループの中核企業で、東京証券取引所スタンダード市場に上場している電力会社です。

完全固定型・ハイブリッドプラン

電力会社名 電力販売量(千kWh) 電力需要実績ランキング
エバーグリーン・マーケティング 184,521 12位
FPS 123,091 13位
リミックスポイント 51,276 34位

※2024年9月の特別高圧・高圧電力の電力需要実績

エバーグリーン・マーケティング株式会社は、2019年に東京電力エナジーパートナーとイーレックスグループとの間で、共同出資会社として設立された新電力です。

株式会社FPSは、日本GLPの100%子会社です。GLPは物流不動産の開発、管理、運用をおこない、不動産・インフラ・金融・テクノロジーを投資対象とする2009年にシンガポール政府投資公社によって設立された投資会社です。

株式会社リミックスポイントは、エネルギー関連事業・レジリエンス事業・メディカル事業を営む企業で、東京証券取引所スタンダード市場に上場している電力会社です。

※必読※新電力から見積書を取得する際の注意点3選

以下の3点に注意しましょう。

①5社以上から見積もりを取得する

見積もりを取得する際は、できるだけ多くの電力会社から同時期に依頼することが重要です。特に5社以上から見積もりを取ることで、競争原理が働き、より良い条件を引き出すことが可能になります。逆に、1~2社のみで比較しようとすると、適正な価格が見えにくくなり、契約条件が不利になる可能性が高まります。

特に注意が必要なのは、取引先の紹介で新電力会社と接触するケースです。紹介された電力会社が必ずしも最適な選択肢とは限らず、慎重に比較検討する必要があります。

弊社では、提携する複数の電力会社から一括で見積もりを取得するコンサルティングサービスを提供しています。その中で、お客様から「取引先から紹介された電力会社の見積もりも取得して良いか?」と相談を受けることがあります。当然、弊社としては問題ありませんが、実際に取得した見積書を確認すると、現在の契約条件とほとんど変わらない内容であることが多いのが実情です。

これは、紹介営業が信頼関係をベースに行われるため、競争原理が働きにくいことが一因です。残念ながら、この特徴を利用して、価格競争を避ける形で提案を行うケースも少なくありません。例えば、「既存の取引関係を重視するために大幅な値引きはできない」といった説明を受けることもあります。

こうした状況を避け、より良い条件で契約を結ぶためには、紹介された電力会社だけでなく、弊社提携の電力会社を含めた複数の選択肢を比較することが不可欠です。複数の見積もりを取得することで、より公平で競争力のある提案を受けることができ、結果的にコスト削減や契約条件の改善につながります。

最適な電力会社を選ぶためにも、慎重な比較と適切な情報収集を心がけましょう。

②電力需要実績のランキングだけで判断してはいけない

電力供給ランキングの上位を占める新電力会社の多くは、大手企業の出資によって設立されています。これらの企業は資金力が豊富であり、経営の安定性が高いため、契約の際に安心材料となるでしょう。

しかし、ランキングの上位だからといって、必ずしも最も競争力のあるプランを提供しているとは限りません。料金プランや契約条件は会社ごとに異なるため、知名度の高い会社が最適な選択肢になるとは言えないのです。

弊社は一括見積もりサービスを通じて、多くの新電力の見積書や契約内容を確認する機会があります。その経験から言えることは、ランキング上位1割に入る新電力のなかには安定性と競争力を兼ね備えた会社は多数存在するということです。

例えば、中堅の新電力会社の中には、特定の業種や電力使用状況に特化した割引プランを提供している企業もあります。また、電力供給エリアによっては、大手よりも好条件を提示してくれる会社も少なくありません。例えば、工場などの大規模な電力使用者向けに特化したプランを提供する企業や、再生可能エネルギーに力を入れている企業もあります。

そのため、電力会社を選ぶ際には、ランキングや知名度だけで判断するのではなく、自社の電力使用状況や業種に適したプランを提供する会社を見極めることが重要です。契約後に後悔しないためにも、じっくりと比較検討し、最適な電力会社を選ぶことをおすすめします。

③見積もりの前提条件を合わせて比較しましょう

電力会社から見積書を取得した後は、各社の条件をしっかりと比較することが重要です。

ただし、見積書に記載された「削減見込額」だけを見て判断するのは危険です。
なぜなら、各社の見積書はフォーマットや計算の前提条件が異なるため、単純な金額比較では正しい判断ができない可能性があるからです。

例えば、高圧電力の見積書を作成する際には、過去12ヵ月分の電気料金の請求書が必要になります。
しかし、各社によって試算方法が異なり、請求書と同じ期間のデータを使用するケースもあれば、今後1年間の電力使用量を予測して算出するケースもあります。
このような違いがあると、見積書ごとの金額に差が生じることになります。

また、比較対象となる東北電力などの基準単価についても注意が必要です。例えば、数年前の電気料金の請求書をもとに見積もりを作成する場合、新電力会社がその当時の東北電力の単価を基準にすることがあります。しかし、電気料金は年々変動しているため、現在の単価と大きな差が出る可能性があります。このような違いを考慮しないと、実際のコスト削減効果を誤って評価してしまうことになります。

さらに、最近では電力会社ごとに料金プランの仕組みが異なり、以前よりも複雑になっています。基本料金や燃料調整費、再生可能エネルギー賦課金など、細かな要素が影響するため、単純な比較は難しくなっています。適切に比較するためには、各社の前提条件をできるだけ揃えたうえで評価することが重要です。

見積書の比較は手間がかかる作業ですが、条件を正しく理解しないと、本当にお得なプランを選ぶことはできません。慎重にチェックし、自社にとって最適な電力会社を選びましょう。

電力アドバイザーズは最適な電力会社を見つけるお手伝いをしています

電力アドバイザーズは、電力会社との契約を見直して電気代削減を支援する、電力会社の一括見積もりサービスをおこなっています。
電力アドバイザーズが手がけた電力プランの切替件数は年間1000件以上あり、多くのお客様の電気代削減に貢献してきました。北海道から九州まで、工場、オフィスビル、倉庫、医療施設、ホテル、店舗など、さまざまな業種で電気代を削減し、平均で16.1%、最大で25%の削減実績があります。

無料見積もりサービスの特長は以下の3点です。

  • 提携先の電力会社から、お客様に代わって一括で見積もりを取得
  • 電力会社との単価交渉から契約手続きまでを電力コンサルタントが全面サポート
  • 全てのサービスを完全無料でご提供

それぞれの内容を説明します。

特長1. 提携電力会社に一括で見積もりを取得

2024年時点で電力会社は700社以上存在するため、最適なプランを見つけるのは容易ではありません。
複数の電力会社から見積もりを取ることは基本ですが、電力プランに詳しくない担当者にとっては負担の大きい作業になります。

当社は以下3つの基準により厳選した提携電力会社から最適な電力プランを紹介することが可能です。

  • 新電力を運営する母体企業の信頼性
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電力会社には倒産リスクがあるため、料金プランの良し悪しだけで選ぶのは危険です。
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※直接の面談をご希望の場合は、お引き合わせも可能です。

特長2. 電力のプロが電力会社と単価交渉~契約手続きまで全面サポート

より良い条件の見積もりを引き出すためには、専門的な知見が必要です。
料金プランについて熟知した当社コンサルタントが電力会社と単価交渉をおこない、有利な条件での契約を徹底サポートします。

◎各社見積書の条件を一覧表にまとめます

電力会社のプランは年々複雑化しています。
その上、見積書はフォーマットや前提条件が各社で異なるため、どの料金プランが最適かを見極めるのも困難です。

実際、複数社から取り寄せた見積書に記載されている「削減見込額」の大きさだけで電力会社を選び、失敗している法人様も少なくありません。前提を同じ条件に整えないと、比較が不十分だからです。

当社に依頼いただくと、電力に詳しくない方でも簡単に比較検討できる、各社料金プランの条件を整理した「条件比較一覧表」を作成してお渡しします。

そのうえで各プランの特徴を丁寧に説明し、不安や懸念点を解消します。
ちなみに、当社に一括見積もりを依頼されたとしても、切替のお約束はありませんのでご安心ください。
「電力会社の見積もりを見てみたい」「今後の参考にしたい」というお話でもしっかりサポートしますので、お気軽にご活用ください。

◎一括見積もりを依頼するメリット

自社対応される場合と当社に依頼いただく際の比較表を以下に記載しました。

各電力会社と直接やり取りするのは非常に大変です。

担当者の方が本業に集中できるよう、電力会社との面倒なやり取り、見積書の収集や契約条件の整理、料金プランに関する知識説明まで全てのフローで全面サポートします。

なお、当社を飛び越えて電力会社から直接連絡が入ることはありませんのでご安心ください。

特長3. 全てのサービスを完全無料で提供しています

当社は電力会社の選定~契約手続き完了までの全てのサービスを無料で提供しています。1円もかかりません。もちろん、アフターフォローも万全です。

◎有益情報を適宜お届け

電力市場を取り巻く環境は日々変化しています。そのため、電力プランも適宜見直す必要があります。
電力アドバイザーズは電力会社の見直しに限らず、市場の変化が起きた時に有益情報を提供し、企業の電力パートナーとして継続的に伴走しています。

一括見積もりを依頼するために必要なものは?

一括見積もりを依頼するために必要な資料は以下の2点です。

  • 12ヵ月分の電気料金の明細書
  • 30分値データ

◎電気料金の明細書について

電気料金の明細書については、原則として直近12ヵ月分のものをご準備ください。
明細が手元になく、すぐに用意できない場合は準備可能な分で試算するため、お気軽にお問い合わせください。

◎30分値データについて

30分値データとは、30分単位の電気使用量を確認できる資料です。精緻に試算することができるため、ご準備いただくことをおすすめします。

30分値データは電力会社によってマイページからダウンロードできたり、電話で直接問い合わせをする必要がありますが、取得方法が分からない場合はまずは当社にご相談ください。
もちろん、30分値データがなくても一括見積もりは可能です。

お気軽にお問い合わせください

電気料金見直しのご相談は「電力アドバイザーズのお問い合わせページ」または下記バナーからすぐに完了できます。
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