よくある質問
よくある質問
新電力に関する質問集をまとめました。
電力切替を始める前に出てくる疑問や悩みをできるだけクリアにできるようお役立てください。
新電力とは何ですか?
新電力とは、電力市場の自由化以降に新規参入した小売電気事業者(電力会社)のことをいいます。
かつて電力業界は、北海道から沖縄まで各地域にある大手電力会社10社が独占していました。
しかし、電気事業法の改正により2000年に電力の小売自由化が始まり、2016年の全面自由化によって、民間企業が新規参入できるようになりました。2024年時点では700社を超える企業が小売電気事業者に登録しています。
新電力についてより深く理解したい方は「【高圧】新電力とは?仕組み・メリットデメリットをわかりやすく解説」の内容をご確認ください。
電力小売の全面自由化とは何ですか?
まず「電力自由化」とは、大手電力会社が独占していた電力小売事業の規制を緩和し、民間企業の参入を促すために実施された法改正や制度改革のことです。
電力の小売自由化は2000年から段階的に開始されましたが、2016年に低圧電力が自由化の対象となったことで電力小売は全面自由化になりました。
これにより、家庭も含む全ての需要家が電力会社や料金メニューを自由に選択できるようになりました。
より詳しく理解したい方は「電力自由化とは|仕組み・メリット・デメリットをわかりやすく解説」をご覧ください。
電力会社を変更することで電気の質は変わりませんか?
電力会社を切り替えても電気の品質が変わることはありません。また電気の供給が不安定になったり、停電が起きやすくなったりすることもありません。
電気はどの電力会社であっても、供給地域の一般送配電事業者の同じ送配電設備を使用して企業様に供給します。送配電は「電気事業法」により供給安定性が確保されているため、電気の質は従来と変わることはありません。
新電力との契約中に停電が起きた時の問い合わせ先は?
停電時の問い合わせ先は大手電力会社と契約中のときと同様に、供給エリアの各一般送配電事業者(東京電力パワーグリッド等)となります。
契約先の電力会社を変更しても窓口は変わりません。
契約先の新電力が倒産・撤退したら、どうなりますか?
万一、契約先の電力会社が経営破綻する場合でも、新電力会社から事前に通知が届くため、電気が突然止まることはありません。
また、セーフティーネットとして供給エリアの一般送配電事業者から直ちに供給が開始される「最終保証供給」の制度により、企業への電力供給が滞ることはありません。
なぜ電力会社を切り替えるだけで安くなるのですか?
電気料金が安くなる理由としては、以下の3つの理由が挙げられます。
- 新電力は大手電力と異なり、大規模な発電設備を保有しておらず低コスト運営が実現できるため
- 新電力会社はシステムコスト、業務コスト、営業コストなどの販管費が抑えられているため
- 自由化によって、さまざまな企業が電気小売業に参入し、価格競争が起きているため
当社が電力会社の切り替えを支援した中で、前年比25%の電気代削減を実現した事例もあります。
まずは見積もりを取り、基本料金やその他の費用のどこに違いがあるのかを比較することをおすすめします。
電力会社選びのポイントを教えてください
電力の自由化により、2024年時点の電力会社の社数は700社を超えています。
電力会社には倒産リスクがあるため、資本力が小さい企業や母体企業の財務状況が良くない企業は避けたほうがよいでしょう。
その他にも注意すべきポイントは多数あります。電力会社や料金プランの選び方については「【高圧・法人】電力会社・料金プランの選び方8選|注意点や電気代を安くする方法」を参考にしてください。
電力会社と解約する際、解約違約金の支払いは必要でしょうか?
解約違約金の有無は、契約している電力会社や電力プランによって異なります。
例えば、東京電力や関西電力などの大手電力会社と個別特約契約を結んでいる場合は、解約すると契約期間中の割引額の全額を支払うという内容になっていることがあります。
また、新電力の中には解約金がない会社もあれば、電気代の1~3ヶ月分の支払いが発生するケースもあります。
電力需給契約書の見方が分からない方は当社にご相談いただければ、内容を確認しますのでお気軽にお問い合わせください。
新電力に切り替えるときは一時的に停電になりますか?
新電力に切り替えるときに一時的に停電になることはありません。
電力会社を切り替える際、契約における空白期間が生じないように供給者切替システムにより手続きをおこないます。そのため業務に支障をきたすこともありません。
再生可能エネルギーなどの環境に優しい電力を購入したいのですが、可能でしょうか?
はい、電力会社によっては、再生可能エネルギー100%の電力プランを提供している企業も存在します。
電気をつくる際にCO2を排出していないことを証明する「非化石証書(読み方:ひかせきしょうしょ)」つきのプランであれば、脱炭素に貢献していることを対外的にアピールすることが可能です。
非化石証書の詳細は「非化石証書とは|仕組みや企業が導入するメリット・注意点を解説」をご覧ください。
日本卸電力取引所(JEPX)とは何ですか?
日本卸電力取引所(JEPX)とは日本で唯一、電力を売買できる市場のことをいいます。
発電事業者が電力を売り、新電力(小売電気事業者)などが必要な電力を買い取ることができます。
詳細を確認したい方は「日本卸電力取引所(JEPX)とは?仕組みと今後の見通しをわかりやすく解説」をご確認ください。
電気の供給量が多い新電力はどのような会社ですか?
高圧電力の供給量が多い会社については「2024年9月最新|新電力の高圧販売量ランキングと電力会社の選び方8選」にまとめました。
電気の供給量が多いからといって、自社のニーズに合っているとは限りません。ランキングに加えて電力会社の選び方についても確認しておきましょう。